糸巻蓋置 九谷 清々軒永寿
この時節、七夕のしつらえとして糸巻の蓋置が人気です。
先日、訪れた素敵なお茶席で
糸巻は縁を「紡ぐ」「つなぐ」という意味から
年中いつでも使ってよい、というお話をうかがいました。
これは九谷焼の名工、初代 矢口永寿の糸巻蓋置です。
明治3年生まれの初代 永寿(清々軒)は、
その超絶技巧で、明治の数寄者に愛されたといいます。
石川に逗留した魯山人とも親交があったとか。
この蓋置はまさに糸巻よりも糸巻らしい、素晴らしい作品。
美しい造形と色絵付、そして緻密な細工に
手にするたび幸せな気持ちも、しっかり紡いでくれそうです。
【サイズ】約5.5cm、高さ約6.3cm
明治時代 日本
糸巻蓋置 九谷 清々軒 永寿造
¥20,000